GIGAスクールの鉄則#1〜#20(豊福晋平先生)




GLOCOM(国際大学)主任研究員の豊福晋平先生は、ここ数年、GIGAスクールやICT文具論についての発信で、とても注目を集めています。
豊福先生は、GIGAスクール構想が成功する秘訣について、twitterで「GIGAスクールの鉄則」という発信をしています。全国の先生に読んでいただきたいと思い、当サイトでもまとめさせていただきます。


GIGAスクールの鉄則1〜20

GIGAスクール導入の鉄則1

道を切り開こうとする人の邪魔をしない

GIGAスクール導入の鉄則2

GIGAスクールの実際はジレンマ課題。ゼロリスクはあり得ない。だからリスクの見積が重要。

GIGAスクール導入の鉄則3

GIGAスクールの正解なんてものはない。上からの指示待ちで時間を無駄にするより、自分達の問題解決を積極的に情報共有するが吉。

GIGAスクール導入の鉄則4

まず使うべきは授業よりも情報ライフライン。
デジタル連絡帳を入口にして、学校日常のデジタル化を進めること。

GIGAスクール導入の鉄則5

年何回くらい使うか?導入前に先生方に尋ねること。
1人1台環境では数ヶ月で学級・学校・自治体間の圧倒的格差が生じる。先手を打たないと、あとで責任問題になります。

GIGAスクールの鉄則6

導入後6ヶ月は期待値が高いボーナス期。
この間にやるべき事をやっておかないと死蔵・文鎮化はほぼ確定

GIGAスクールの鉄則7

ICTの主効果は圧倒的情報量、つまり、利用頻度・時間・用途を増やすことが大前提。死蔵文鎮化の奈落に落ちるか、それとも、日常化の踊り場にたどり着くか。

GIGAスクールの鉄則8

まず汎用のクラウド・ツールを使え
授業支援用・欠席連絡用など、便利ですぐ使えそうな用途特化アプリは数ばかり増えて後で負担になる。

GIGAスクールの鉄則9

(明確な教育目的以外の)手書きを撲滅せよ
業務・申請文書等はデジタル化を原則とする。教育目的の場合は手書きの教育効果が有効である場合に限ってピンポイントで用いること。

GIGAスクールの鉄則10

ICTをバカにするとICTに仕返しされます
所詮道具されど道具。満足に使えない状態で授業投入すれば破綻するのは当たり前。授業以前の日常活用とICT基礎トレは不可欠。

GIGAスクールの鉄則11

デジタル化データは手書き(紙)に戻さない
書式違いや要自署で生じる転記コストが効率を下げる。調べ学習で画面を書き写させるのもNGです。

GIGAスクールの鉄則12

事前の保護者説得を丁寧に
休校対策・持ち帰り・家庭学習でGIGA端末を使うのだから、保護者会での説明や同意書取り交わしは必須。

GIGAスクールの鉄則13

中学で6割以上スマホ所有するとはいえ、GIGAスクールは子どもICT環境のセイフティネット。学校都合で用途限定すれば、ボトム保証のレベルを下げてしまう。

GIGAスクールの鉄則14

校務の紙消費を半減させる
情報ライフライン(メール・メッセンジャ・校内グループウェア)を活用すれば簡単に達成出来る。無駄な綴じモノ作業を減らすうえでも有効。

GIGAスクールの鉄則15

低学年は映像・音声・動画の扱いからはじめる
ICT活用のメリットでもあり障壁でもあるのがテキスト処理。キーボードが無理なら、先に非テキスト領域を強化する。

GIGAスクールの鉄則16

クラウド環境の基本機能を制限するのは、ライフラインの元栓を閉めるのと同じ。それとも、わざと使えない環境を与えて絶望させたいのでしょうか?

GIGAスクールの鉄則17

馬鹿なルールより賢い配慮を
禁止ばかりの細則は利用抑制につながる。機能するルールはシンプルに指針のみ示す。指針に沿っているか考えさせることが賢い運用です。

GIGAスクールの鉄則18

ICTは道徳のない増幅機
個人のエンパワメントに道具立てるか、監視と統制の装置に子どもを縛り付けるか、それとも、死蔵して保管庫で腐らせるか、決めるのは教委・学校・教員次第。

GIGAスクールの鉄則19

学習者のクラウド環境は”子どもの領分”
アプリも学習履歴もポートフォリオも学習者本人が管理すべきもの。学校や企業が一方的に強制したり吸い上げたりしてよいものではない。

GIGAスクールの鉄則20

やらかし期に備えよ
子どもの好奇心に基づく探索(やらかし)が、学校の暗黙のルールを壊す。慌てて禁止ルールで穴塞ぎをすれば抜け穴(チート)を誘発する。一度、チートと穴塞ぎのイタチごっこが始まったら、使えない環境が出来上がるまで、誰にも止められない。


豊福晋平先生

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主幹研究員・准教授
北海道出身、横浜国立大学教育学部(心理学)卒、横浜国立大学大学院教育学研究科修了、東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程中退
専門は学校教育心理学・教育工学・学校経営。一貫して教育情報化をテーマとして取り組み、近年は、北欧諸国をモデルとした学習情報環境(1:1/BYOD)の構築に関わる。

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