PISAが問う「これからの学力」をブログ記事から考える




これからの子どもに求められる能力とは

そして氏は、2019年にイギリスで催された教育会議でこう語っています。

教えるのも、テストと点数で測るのも簡単な能力は、AIがとって代わるのも簡単なスキルなのです。計算はロボットにもできる。しかし同じ数学の問題を解くにあたって、人間は想像し、創造し、疑問を持ち、協力することができる。これこそがこれからの子どもが磨くべき能力です。

AIの出現により、私たちは『私たちを人間たらしめる要因』について考える必要に迫られています。現時点で私たちは、仕事の未来に対して全く見当違いの準備をしている。

ロボットが人間の仕事を奪う不安にさいなまれながら、一方でまだ子どもたちにロボットと同じように考えることを教えています。しかしこれからの私たちは、『二流のロボット』ではなく『一流の人間』を育てていかなければいけないのです」。

2020年1月30日 AMP 『PISAに変化を強いる「これからの教育が目指すべきもの」とは? 世界経済フォーラム「今、教育評価に起きている変化」』より

以前こちらの記事で述べたように、AI時代に必要な能力は「人間力」です。コンピュータではできないことをすることに価値があるのです。PISA調査の意図を曲解し、読解力が下落したことを受け読書を増やす、授業時間を増やす、ゲームやスマホから子供を遠ざけるという施策は間違っていることが分かります。

世界経済フォーラムによるレポート「仕事の未来」によれば、現在初等教育で学んでいる子どもたちが大人になる頃には少なくとも6割以上が現在存在すらしない仕事に就くという。

その時点では技術革新が仕事のあり方を大きく変えており、人間に必要とされる能力は、そのAIを管理するためのテクノロジースキルの他は、創造性、EQ、クリティカル・シンキング、コミュニケーションスキル、多様性に対する理解などの「人間力」、そして今後テクノロジーにより変化が加速していくとされる世界で変化を恐れず常に新しいことを学ぼうとするマインドセットであるとされている。

一説には、経済成長期には学生時代に学んだ知識の「半減期」が30年あったのに対し、これからはそれが6年程度に短縮されるとも。

ものすごくざっくり言うと、これからの教育において子どもたちは「現時点でのテクノロジー知識」「人間力」「生涯新しいことを学び続けるマインドセット」を身に着けることを望まれるといっていいだろう。

2020年1月30日 AMP 『PISAに変化を強いる「これからの教育が目指すべきもの」とは? 世界経済フォーラム「今、教育評価に起きている変化」』より




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