今から日本に「天才起業家」がひしめく時代が来る!「ゆとり教育」の成果?




東洋経済ONLINE2021年3月4日の記事「今から日本に『天才起業家』ひしめく時代が来る」に、レオス・キャピタルワークス会長兼社長・投資家の藤野英人氏へのインタビューが載っています。

この記事で藤野英人氏は「軽々と世界の壁を越えるベンチャー企業界の‶藤井聡太”や‶大谷翔平”がまもなく出現する」と予言しています。

内容はについてはぜひ読んでいただきたいのですが、要旨は、このような内容になります。

・江副浩正氏とリクルートが多くのベンチャー企業を育てた
・リクルートのフラットな文化が大きな影響を与えた
・この30年、日本からは世界に通用するベンチャーはあまり育っていない
・この20年間で、弁護士、会計士、金融庁、経産省などが試行錯誤を繰り返しインフラが整い、そこから若くて優秀な起業家が羽ばたこうとしている
そのような人材が出てきたのは「ゆとり教育」の影響
・失敗に価値があるのが起業
・失敗を恐れない若者が世界のてっぺんを超えていくのが楽しみだ

そして、今の若者の特徴と、そのような人が出てきた理由について、次のように述べています。

例えば将棋の藤井聡太さんとか、メジャーリーグの大谷翔平さんとか、スケートの羽生結弦さんとか。世界のてっぺんを軽々と超えていく若者たちは、言葉や考え方に深さがあって、どこか老成した感じすらある。そのうち藤井さんや大谷さんみたいな起業家が頭角を現してきますよ

2021年3月8日東洋経済ONLINE「今から日本に『天才起業家』ひしめく時代が来る 藤野英人『起業界の藤井聡太や大谷翔平が続出』」

かつて全否定された「ゆとり教育」がよかったのかも、と思っているんです。彼らの親世代は団塊の世代とは価値観が違う。「いい大学を出て大企業に入るのが幸せ」という考え方がないわけではないが、「それだけじゃないよね」という部分がある。「世の中のため、自分が好きなことのために生きる」という考え方を子どもたちに伝えてきたのかもしれません。

2021年3月8日東洋経済ONLINE「今から日本に『天才起業家』ひしめく時代が来る 藤野英人『起業界の藤井聡太や大谷翔平が続出』」

freeduも、「ゆとり教育」の価値と「ゆとり世代」の優秀さについてこれまで言及してきました。

今までの学習指導要領の中で、いわゆる「ゆとり教育」が一番よかったと私は思っています。

そして、ゆとり世代の20台半ば〜後半の世代は、とても優秀です。

大谷翔平、羽生結弦、高梨沙羅などゆとり世代のスポーツマンを見ても分かるでしょう。大谷翔平はゆとり教育世代だからこそ、二刀流を通せたのだと思います。この前の世代だと、きっと投打どちらかにされていたでしょう。

スポーツの世界は成果が出るのが早いので、ビジネスや政治の世界でゆとり世代が活躍するのは10年後くらいからでしょう。

freedu「『ゆとり世代バッシング』が『的外れだった』これだけの理由」

このfreeduの記事では、

マスコミや世間からゆとり教育が批判され、ゆとり教育は転向することになりますが、それが日本の発展の「終わりの始まり」になるのではと心配しています。

freedu「『ゆとり世代バッシング』が『的外れだった』これだけの理由」

という危惧を持っていました。ビジネスの世界から、同じような「予言」をして、「ゆとり教育」の価値を認める風潮が出てきたことをとても嬉しく思います。

参考:2021年3月8日東洋経済ONLINE「今から日本に『天才起業家』ひしめく時代が来る 藤野英人『起業界の藤井聡太や大谷翔平が続出』」




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