freeduでも度々登場していただいている、GLOCOM(国際大学情報コミュニケーションセンター)准教授の豊福晋平先生ですが、2021年7月11日「朝日新聞EduA」の特集「1人1台の」生かし方 の巻頭インタビューに登場しています。
本誌よりWeb記事の方が詳しい内容が載っているのですが、ここでは本誌に載った内容を紹介していきたいと思います。Web記事と併せてご覧ください。
「1人1台」は常時使える状態
- 「1人1台」はすべての子どもが常時使える状態。保管庫にしまったままだともったいない
- 学校や保護者は、教育の何を変えるか真剣に考える必要がある
デジタル化は子どもや家庭と学校を繋ぐ
コロナ禍による休業中でも、デジタル化が進んでいた学校は子どもや学校との関係を断ち切らずに済んだ。
デジタル化ですることは、授業での活用よりまず
- 手紙や資料は紙ではなくメールやメッセンジャーで送る
- 連絡帳をデジタルにする
- 宿題の提出や返却をオンラインにする
など、「日常のデジタル化」を進めてほしい。
文房具のように使うことを妨げない
- 慣れてくれば、子ども自身が必要だと感じる場面で、端末を文房具のように使うことを妨げないでほしい
- 201年のOECD/ PISAの調査では、日本の子どもは宿題や調べ物でのICTの活用度が低い
- ICTは、子どもが自身の資質を磨く道具であり、将来を切り開く武器
学校間の格差を乗り越えるために
- これからの何ヶ月で、ICTの活用に関する学校間の格差が広がることが予想される
- 保護者の皆さんは、学校に積極的な活用を呼びかけてほしい
- トラブル時も過度に騒いで取り組みを止めないでほしい
ここで立ち止まると、教育のICT化や社会のデジタル化で他国に追いつく貴重な機会を失ってしまいます。
詳しい内容は、 2021年7月5日 朝日新聞EduA「ネットやゲーム『時間のルール作りは悪手』 ICT教育、豊福晋平さんに聞く家庭での心構え」に載っています。併せてご覧ください。
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