臨時休校中の緊急受入れ 子どもたちは学校でどのように過ごしているのか




新型コロナウイルス感染拡大防止予防のため、3月2日から日本中のほとんどの学校で臨時休校をしています。その期間中、保護者が仕事を休めないなど、家庭での対応が困難な場合、学校で子どもの受入れを行う市町村もあります。

いつもとは違う学校生活を子どもたちはどのように過ごしているのでしょうか。横浜市の様子を取材しました。

横浜市の受入れ態勢(保護者向けプリントより抜粋)

  1. 実施時期 3月3日~3月13日まで(臨時休校期間中)
  2. 実施時間8時30分~14時30分
  3. 対象児童生徒 小学校1~3年生、個別支援学級(全学年)
  4. 受入れ内容
    課題の学習や読書など、教師の見守りのもとで安全に活動に取り組みます。筆記用具と自習するためのドリル等は各自で用意し、お子さんにもたせてください。持ち物については、通常の登校時と同様の対応をお願いします。
  5. 参加について 
    ・3日までに緊急受入れカードに必要事項を記入し提出をお願いします。
    ・登校前は、各家庭において必ず検温、健康観察を行い、健康観察表に記入し、お子さんにもたせてください。
    ・昼食を持参してください。その際、衛生面への配慮をお願いします。

子どもの様子


元気に登校 静かに自習


「おはようございます。」
登校してきた子どもは元気に先生に挨拶をしています。昇降口で受付をし健康観察表を提出後、それぞれ自分の学年のクラスに行きます。自分の教室を使うのではなく、それぞれの学年の1クラスに集まります。
1クラスにいる子どもの数は1年生は20人、2・3年生10人ほど。この学校では約1~2割の子どもたちが緊急受け入れを利用していることになります。感染予防のため、前後左右の間隔を空けて座っています。
教室に着いたら学校から出された宿題や各家庭から持参したドリルなどに取り組んでいます。おしゃべりせずに黙々とそれぞれの課題に取り組んでいる子どもが多いです。
先生たちはローテーションを組み、順番に教室に行き子どもの様子を見守っています。

いつも通りの時程 


「図書室に本を取りに行っていいですか。」
ずっと課題に取り組んでいると飽きてしまうので、定期的に図書室に本を取りに行き、読書と課題に交互に取り組む子どもが多くいます。
受入れ初日は午後にはやることがなくなってしまい、

「ひま」
「もっと(課題を)持って来ればよかった」

と言いながら、ほとんどの子どもが読書をしていました。受入れ3日目になると、それぞれの子どもが自習仕方を工夫をするようになってきました。
子どもが取り組んでいる課題はそれぞれですが、時程は1時間目のあと5分休み・・というように、ふだんと同じように進みます。
教室の窓はは休み時間ごとに開け、換気に気を配っています。廊下の窓はずっと開いています。

休み時間は元気に外遊び 


2時間目が終わると中休みです。ドッジボール、鬼ごっこ、長縄跳び、大型遊具、鉄棒など。普段より空いている校庭を元気いっぱい遊んでいます。教室に残っている子どもはほとんどいません。

すぐ食べ終わるお弁当


休み時間終了後は自習を再開。4時間目が終わったら家庭から持参したお弁当です。昼食時はおしゃべりをしながら食べている子どもが多いのですが、普段の給食のときのように机をつけたりはできません。前向きになりながら食べています。お弁当なので配膳の時間がかかるわけではなく、いつも「いただきます」をしている時間にはほとんどの子どもが食べ終わています。早く外に遊びにいきたくてうずうずしています。
いつもは13時から昼休みなのですが、緊急受け入れ時は12時45分~13時15分まで昼休みです。教室には誰もいません。全員外で元気に遊んでいます。他学年の子どもを見ると、花壇の花の水やりをするなど、積極的に手伝いをしている子もいます。

あと1時間。そわそわする子どもたち


昼休みが終わったら、使っている教室の清掃をして、5時間目になります。
持ってきた課題が終わって読書をしている子がほとんどです。
下校時間前10分くらいになると、子どもたちの様子がそわそわしてきます。帰りの支度をして、自主的に帰りの会を始めています。「宿題を頑張りました」「本をたくさん読みました」「眠かったです」など、感想を言い合っています。
14時30分に下校です。家に帰る子どももいれば、学童や放課後キッズクラブ(市が運営している学校敷地内にある放課後の居場所を提供する施設)に行く子どももいます。

子どもは時間を持て余しぎみ

子どもたちの様子を見ていると、
「学校で友達に会えるのはうれしい」
「でも時間を持て余してしまう」
という様子が伺えます。
学校の先生に話を伺うと
「今はまだいいけど、来週になるとやる課題も少なくなってくるだろうし、間が持つだろうか」と心配しています。


横浜市の緊急受入れの様子は下記の記事・ニュースでも見ることができます。

「臨時休校の小学校を開放 横浜市で緊急受け入れ」2020年3月4日テレ朝ニュース

「<新型コロナ>離れて着席 感染予防 横浜市立校で緊急受け入れ」2020年3月5日東京新聞

参考:横浜市「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校・中学校・高等学校・特別支援学校等の臨時休業について」




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