新型コロナウイルスの子どもへの感染拡大が続いていますが、現在日本では、新型コロナウイルスワクチンの12歳未満への接種は認められていません。
そのような中、
ファイザー製ワクチンの12歳未満への効果が臨床実験によって認められたと発表されました。
新型コロナウイルスのワクチンについて、米製薬大手ファイザーと、共同開発した独バイオ企業ビオンテックは20日、5~11歳でも安全性と効果を示すデータが確認できたとする新たな臨床試験の結果を発表した。近く米食品医薬品局(FDA)や各国の規制当局にこのデータを提出するという。
2021年9月20日 朝日新聞デジタル「新型コロナワクチン「5~11歳にも効果」 ファイザー製接種」
発表によると、臨床実験の結果は次のようなものでした。
- 臨床試験には5~11歳の2268人が参加
- 大人が接種する量の3分の1の量を2回、3週間あけて接種した
- 16~25歳の臨床試験結果と同程度に、ウイルス感染を防ぐ抗体ができることが確認
- 副反応についても、16~25歳と同程度で、深刻なものはなかった
ビオンテック社のウグル・サヒン最高経営責任者(CEO)は
「学校に通う年齢の子どもたちのデータを冬が始まる前に提出できたのはよかった。5~11歳は少ない接種量だったが、安全性や免疫反応を引き起こす性質は、より多い接種量だったそれ以上の年齢の人たちと一致していた」
2021年9月20日 朝日新聞デジタル「新型コロナワクチン「5~11歳にも効果」 ファイザー製接種」
と述べています。
2社は、生後6カ月~2歳、2~5歳についてもそれぞれ近く臨床試験の結果を出す予定です。
参考:2021年9月20日 朝日新聞デジタル「新型コロナワクチン「5~11歳にも効果」 ファイザー製接種」
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