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小学校の先生の冬休みと春休みは

以前の記事で、「学校の先生の夏休み」の様子を紹介しました。「だったら冬休みと春休みはどうなっているんだろう」と思われる方も多いのではないでしょうか。

冬休みは唯一ゆっくり休める時期

関東地方の場合は12月24日か25日が終業式、1月7日が始業式になるので、その間の期間が冬季休業(冬休み)になります。カレンダーの並びがいいと、12月の23日の天皇誕生日や(平成まで)、1月第二月曜日の成人の日が含まれたりすることもあるので、普通は13日間くらいなのですが、運がいいと17日間くらいに増えます。

基本的に冬休みは仕事がありません。一応仕事納めは12月28日、仕事始めは1月4日なのですが、特に会議や研修も入っていないので、年休のまとめ取りをして家でゆっくりする、旅行をする、帰省する等、ちゃんと休む人が多いです。1年で唯一ゆっくりできる、リフレッシュできる時期です。

春休みはとても大変。全く休みとれず!!

冬休みに対して春休み(3月31日までは年度末休業、4月1日からは春季休業)はとても忙しいです。全く休みがとれません。

年度末休業の時期、担任をしていた先生が大変なのは「掃除と引越の準備」です。1年間使った教室を隅々まで掃除し、荷物を全部出し、いらないものを捨て、次の年度に使う教室に運べるようにします。新しい学校に移動する先生は荷造りも入ります。

事務的なことでは、指導要録や保険簿が正しく記載されているか点検し、新年度のクラスに整理し直す、教室や特別教室で使っていた備品を回収し、欠損や破損がないか点検し、次年度再配布できるようにする、各校務分掌の引き継ぎ事項を整理する、新年度学級編成を再度見直す等、引き継ぎ業務がとても多いです。それと並行しながら新1年生受け入れ準備(物品の購入、整理、名簿の作成、点検など)を進めます。

4月1日からの春季休業では、たった4日間で新年度準備を一気に進めます。

4月1日は新しく赴任した先生の紹介、新年度のクラスや校務分掌の発表があります。
それぞれの校務分掌内での役割分担をしているうちに1日が終わります。初任者は午前中に辞令交付と研修があるので、午後に勤務地に行きます。

2日3日は、前のクラス担任からの子どもの様子の引き継ぎ、学年での役割分棚、テストやドリルなどの選定、学年だより作成等をします。

4日は入学式準備です。以上のことをしながら新年度の教材研究等をしていきます。そして4 月5 日の始業式、担任発表、入学式を迎えます。


しかし、今の例は4月1日が月曜日の場合です。たいていは間に土日が挟まるので、場合によっては準備が2日間しかとれないときも・・・

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