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文部科学省 教員免許更新制廃止後の「新たな教師の学びの姿」についてQ&Aを公開

 文部科学省は2021年11月30日、「令和の日本型学校教育」を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて(審議まとめ)に関するQ&A

皆さんからの10の質問にお答えします!

を公開しました。

 中央教育審議会は、2021年1月26日に行われた第127回総会において、「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」を答申しました。


 その答申では、2020年代を通じて実現を目指す「令和の日本型学校教育」のあり方を

全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現

と定義しています。

 「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等のあり方について調査審議するために設置された「令和の日本型学校教育」を担う教師の在り方特別部会では、教員免許のあり方・教員免許更新制の抜本的な見直し等について検討を行ってきました。11月15日には第5回会議が行われ、審議まとめが示されています

文部科学省「『令和の日本型学校教育』を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて 審議まとめ 概要」

 文部科学省は、この審議まとめに関するQ&A「皆さんからの10の質問にお答えします!」をWebサイトに公開しました。

という10の質問に対して、それに対応した答えを示しています。

 例えば、気になる「来年度更新講習がなくなるタイミング」については、Q3のアンサーで次のように答えています。

・教員免許更新制の発展的解消を実現するためには国会による法律改正が必要です。来年の通常国会への法律提出を目指して、具体的な検討・調整を行っています。
・次期通常国会で法改正をお認めいただいた場合、時間を置かず速やかに施行する方向で検討・調整を進めています。
・法改正が実現した場合、来年度(令和4年度)、法律が施行された以降に免許の有効期限を迎える先生は、大学における免許状更新講習の受講や免許の更新の手続の必要がなくなります

また、「現行の更新講習に代わる学びの仕組みや方法」については、Q6のアンサーで、

 デジタル技術を活用し、自身の学びの内容や学んだ学習コンテンツの種類、学びを通じて得た気づき等多角的な情報を、受講の都度タイムリーに入力できる仕組み(研修受講履歴管理システム(仮称))を構築し、教師自らの振り返りや、次の学びを選び取ることに活用していくための検討を進めていきます。

と回答しています。

参考:

2021年12月1日 ReseED「文科省、新たな教師の学びの姿の実現に関するQ&A公開」

2021年11月30日 文部科学省「皆さんからの10の質問にお答えします!」

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